限界耐力構造計算講習会に参加してきました。限界耐力構造計算は、歴史ある伝統木造住宅などの耐震設計をする時に使います。
現在木造住宅の耐震設計には主に壁量を考慮する計算方法ですが、伝統木造住宅の場合は壁量が少ないケースが多く、また壁量を増やす事が困難な事も多いので壁量計算は使わず、限界耐力構造計算を使います。
講習では計算の流れや計算ソフトの使い方を教えて頂きました。なかなか自分で開拓するには難しい分野でしたので大変ありがたい講習でした。しっかり復習して身につけたいと思います。
先日、松本市を訪れた時にたくさんの素敵なクラシックな建物を見る事が出来ました。なまこ壁の日本建築から洋館、看板建築まであり、歩いていてとても楽しく、行く度に新しい発見もあるので、また訪ねたくなる街です。
私たちは洋館建築がとても好きです。
美しい日本瓦の屋根と西洋デザインを取り入れた和洋折衷の意匠が、アンバランスなのかも知れませんが、それがたまらなく好きなのです。
西洋文化が入ってきた時代、今まで日本建築しか知らなかった時代に、日本の職人さんたちが四苦八苦して作り上げた洋館建築。長い月日を経て、今尚ここにあることへ、深く感謝します。
見れてよかった!
大工である夫と建築士である妻が結婚して、夫婦で力を合わせて、新築やリフォームの設計・施工を請け負うことを始めました。美しく、愛着をもてる家づくりをめざして、精進して参りたいと思います。